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代表橋本光より3月の季節だより
2022-03-02 10:10:52
(3月の季節便り)
まだまだ寒い毎日が続きますが皆さまお変わりありませんか。
早いもので間も無く3月を迎えますね。
3月といえば桃の節句と春分の日と春を迎えての行事が続きます。
この二つの行事は直接には関係しませんが二つ並ぶと二つに共通した (陰陽)
という世界が突然目の前に現れて来ます。
そこでヨーガにも大いに関連のあるこの (陰陽の原理)について今回お話しますので
少しお付き合い頂ければと思います。
(ヨガに見る陰陽の原理)
皆さまが実習されますポーズを中心としたヨガはハタヨガと呼ばれています。
ハは太陽をタは月を表します。
月は陰の象徴、太陽は陽の象徴になりますから合わせて (陰陽ヨガ)とか陰エネルギーと陽エネルギーの合一により生じる (力のヨガ)と呼ばれています。
そこで陰エネルギーとは何か、陽エネルギーとは何かについて初めに少しお話しておきます。
宇宙は広がる力、遠心力と集まる力、求心力とのバランスから成り立っています。
この広がる働きが陰の力で集まる働きが陽の力によるのです。
広がると温度は下がり、集まると温度は上がることから陰は冷やす力、陽は温める力をも表しますね。
また陰の月が出るのは夜、陽の太陽が出るのは朝、昼からですから
陰の概念としては広がり以外、左、冷、夜、見えない、広がりのサウンド、ア~等***があります。
陽の概念としては集まる以外、右、温、昼、見える、集約するサウンド、ウ~等****が相対的概念としてとらえられています。
よってインドのヨーガでは左の鼻孔での呼吸法を月の呼吸と呼び、右の鼻孔の呼吸法を太陽の呼吸と呼んで体内の陰陽エネルギーのバランスを取っています。
このようにインドのヨーガにおいては身体のバランスを取る為に陰陽の原理が活用されています。
しかし本来この陰陽の原理は身体内に留まらず食事はじめ生活全般に、いやもっと広く一般の物事、現象、世の中すべてを網羅する森羅万象に潜む一大原理と考えられるのです。
万物はこのように陰陽の相対的なバランスから成り立っているのです。
(ひな祭りに見る陰陽の原理)
さて桃の節句では最上段に公家とお妃が座っていますが
その位置も陰陽の原理に沿っているんですね。
本来男性は陽で女性は陰なので一般には公家はこちら側から見てではなく雛壇からみて右側に、妃は左側に座るのです。
このようにひな祭りにおいても陰陽の原理がしっかり入っているようなんですね。
また神社の入り口のこま犬や獅子は奥の神社側から見て左側は口を空けています。
これは陰のサウンド、ア~を表しています。
右側は口を閉じて陽のサウンド、ウ~を表しています。
おかあさんは女性ですからおかあさんという言葉の中に陰サウンドのア~が入っています。
おとうさんは男性ですからおとうさんという言葉の中に陽サウンドのウ~が入っています。
(冷脾温肝に見る陰陽の原理)
さらに東洋医学では身体の左側は陰で右側は陽なので左にある脾臓は里いも湿布等で冷やすのが良く、
右にある肝臓は温めると良いと言われています。
和服にも陰陽の原理がしっかりと入っていますね。
和服は左側が上なので風は右から入って左半身を冷やすことがあっても
右半身を冷やすことはないのです。
このように日本の文化には日常の生活の中に健康にも良い陰陽の原理がちゃんと知らない間に組み込まれているのですね。
すごい文化だと思います。
(1日1年で見た陰陽の原理)
1日では夜寝ている間が陰のタイムで朝昼起きて仕事している時間が陽のタイムなのです。
万物は陰から始まり次に陽になりまた陰に戻ると言われていますので1日は陰タイムの夜に始まり夜に終わり
それが延々とまさに円運動として繰り返されています。
つまり夜中の零時に始まり深夜の23時59分59秒チ~ンで終わるのです。そして途切れることなく翌日が始まります。
このことから陰陽の原理で言えば1年は陰極まる日の一番短い冬至の次の日に始まり翌年の冬至に終わります。
そしてそのちょうどまん中に対極の陽極まる夏至があります。
さらにそのまん中に春分と秋分があります。
陰から陽への移行のまさにその真ん中の日が春分の日なのです。
夜と昼が同じ長さ。何ごとも陰陽のバランスが大事なことを暗示しているかのようですね。
(季節の変化の中に自然の芽吹きを感じる)
春になると草木は芽吹いて来ます。縁起の良い桃による節句ひな祭りが終われば万物が芽吹いて行きます。
その大自然の摂理を思い出させてくれるのが春分の日なのです。
ご先祖の血が今、自分の体内で息づいていることをハッキリ感じてこの日はご先祖に感謝して心から供養して差し上げてください。
ご先祖に供養することは自分の体内のDNAに供養することでもありその心は大自然が喜ばない訳がなく必ず共鳴現象が起こりご自分の命に芽吹きが感じられることでしょう。
もちろんきっとご先祖も喜ばれることでしょう。
そして春分の日の次の日から少しずつ日が長くなり夏に向かいます。
寒さの中で縮こまっていた身体をのびのびと伸ばして命の芽吹きを目いっぱい感じてください。
代表 橋本光
まだまだ寒い毎日が続きますが皆さまお変わりありませんか。
早いもので間も無く3月を迎えますね。
3月といえば桃の節句と春分の日と春を迎えての行事が続きます。
この二つの行事は直接には関係しませんが二つ並ぶと二つに共通した (陰陽)
という世界が突然目の前に現れて来ます。
そこでヨーガにも大いに関連のあるこの (陰陽の原理)について今回お話しますので
少しお付き合い頂ければと思います。
(ヨガに見る陰陽の原理)
皆さまが実習されますポーズを中心としたヨガはハタヨガと呼ばれています。
ハは太陽をタは月を表します。
月は陰の象徴、太陽は陽の象徴になりますから合わせて (陰陽ヨガ)とか陰エネルギーと陽エネルギーの合一により生じる (力のヨガ)と呼ばれています。
そこで陰エネルギーとは何か、陽エネルギーとは何かについて初めに少しお話しておきます。
宇宙は広がる力、遠心力と集まる力、求心力とのバランスから成り立っています。
この広がる働きが陰の力で集まる働きが陽の力によるのです。
広がると温度は下がり、集まると温度は上がることから陰は冷やす力、陽は温める力をも表しますね。
また陰の月が出るのは夜、陽の太陽が出るのは朝、昼からですから
陰の概念としては広がり以外、左、冷、夜、見えない、広がりのサウンド、ア~等***があります。
陽の概念としては集まる以外、右、温、昼、見える、集約するサウンド、ウ~等****が相対的概念としてとらえられています。
よってインドのヨーガでは左の鼻孔での呼吸法を月の呼吸と呼び、右の鼻孔の呼吸法を太陽の呼吸と呼んで体内の陰陽エネルギーのバランスを取っています。
このようにインドのヨーガにおいては身体のバランスを取る為に陰陽の原理が活用されています。
しかし本来この陰陽の原理は身体内に留まらず食事はじめ生活全般に、いやもっと広く一般の物事、現象、世の中すべてを網羅する森羅万象に潜む一大原理と考えられるのです。
万物はこのように陰陽の相対的なバランスから成り立っているのです。
(ひな祭りに見る陰陽の原理)
さて桃の節句では最上段に公家とお妃が座っていますが
その位置も陰陽の原理に沿っているんですね。
本来男性は陽で女性は陰なので一般には公家はこちら側から見てではなく雛壇からみて右側に、妃は左側に座るのです。
このようにひな祭りにおいても陰陽の原理がしっかり入っているようなんですね。
また神社の入り口のこま犬や獅子は奥の神社側から見て左側は口を空けています。
これは陰のサウンド、ア~を表しています。
右側は口を閉じて陽のサウンド、ウ~を表しています。
おかあさんは女性ですからおかあさんという言葉の中に陰サウンドのア~が入っています。
おとうさんは男性ですからおとうさんという言葉の中に陽サウンドのウ~が入っています。
(冷脾温肝に見る陰陽の原理)
さらに東洋医学では身体の左側は陰で右側は陽なので左にある脾臓は里いも湿布等で冷やすのが良く、
右にある肝臓は温めると良いと言われています。
和服にも陰陽の原理がしっかりと入っていますね。
和服は左側が上なので風は右から入って左半身を冷やすことがあっても
右半身を冷やすことはないのです。
このように日本の文化には日常の生活の中に健康にも良い陰陽の原理がちゃんと知らない間に組み込まれているのですね。
すごい文化だと思います。
(1日1年で見た陰陽の原理)
1日では夜寝ている間が陰のタイムで朝昼起きて仕事している時間が陽のタイムなのです。
万物は陰から始まり次に陽になりまた陰に戻ると言われていますので1日は陰タイムの夜に始まり夜に終わり
それが延々とまさに円運動として繰り返されています。
つまり夜中の零時に始まり深夜の23時59分59秒チ~ンで終わるのです。そして途切れることなく翌日が始まります。
このことから陰陽の原理で言えば1年は陰極まる日の一番短い冬至の次の日に始まり翌年の冬至に終わります。
そしてそのちょうどまん中に対極の陽極まる夏至があります。
さらにそのまん中に春分と秋分があります。
陰から陽への移行のまさにその真ん中の日が春分の日なのです。
夜と昼が同じ長さ。何ごとも陰陽のバランスが大事なことを暗示しているかのようですね。
(季節の変化の中に自然の芽吹きを感じる)
春になると草木は芽吹いて来ます。縁起の良い桃による節句ひな祭りが終われば万物が芽吹いて行きます。
その大自然の摂理を思い出させてくれるのが春分の日なのです。
ご先祖の血が今、自分の体内で息づいていることをハッキリ感じてこの日はご先祖に感謝して心から供養して差し上げてください。
ご先祖に供養することは自分の体内のDNAに供養することでもありその心は大自然が喜ばない訳がなく必ず共鳴現象が起こりご自分の命に芽吹きが感じられることでしょう。
もちろんきっとご先祖も喜ばれることでしょう。
そして春分の日の次の日から少しずつ日が長くなり夏に向かいます。
寒さの中で縮こまっていた身体をのびのびと伸ばして命の芽吹きを目いっぱい感じてください。
代表 橋本光