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代表橋本光ヨーガ便り:ヨーガ50年回想記;偉大なるヨギの教え【前半】**********沈黙マウナと凝視ダルシャンの教え、沖正弘先生の思い出
2022-09-07 10:42:42
初めてヨーガに出会って今年の12月で丸50年経ちます。
その間、縁あって多数の優れたヨギに出会い多くのことを教えて頂きました。
今回は学生時代初めて沖ヨガ道場に23歳の誕生日の日に1ヶ月近く滞在し多くのことを学んだその時の体験を回想しつつ以下綴ってまいります。
沖先生の数々の教えの中に次のような教えがあり、それらの教えを毎日の心身の総合的訓練の場である道場生活の中であらゆる機会に学んで行く訳です。
例えば***********
出来て良し、出来なくて良し
成功して良し、失敗して良し
とらわれるな、こだわるな、引っ掛かるな
雲が流れるように川が流れるように
流れる心で何事もやって見るんだ!!
と沖先生は諭されるのでした。
禅の心境を日常生活で実行出来るように
分かり安くリニューアルして下さったのが
沖先生であったと思います。*********************
以下お話しますことは厳しい
道場生活を終え、道場を去る直前に沖先生にご挨拶する、その際に経験したことです。
私は荷物をまとめて道場の研修生に沖先生の部屋の前まで引率してもらいました。
その時の挨拶の仕方は研修生に教えてもらいました。
まずは先生の部屋の前で正座になります。そして心静かに研修生の挨拶オーケーの合図を10~15分は待ちます。
合図があればその場でふすま越しに一礼して (ご挨拶に参りました !!) と先生にハッキリと声をかけます。
入いれ !! と先生の言葉があれば静かに襖に手をかけることになります。
正座で研修生の合図を待つ間、厳しい道場生活の様々なシーンが
走馬灯の様に次から次へと頭を過ぎるのでした。
朝、山の中のランニングの後、雪がパラつく中、滝に打たれたり、川に浸かったこと*******
富士山から吹き下ろす寒風の中、上半身裸で呼吸体操、浄化体操、強化法なる沖先生の直接
指導による訓練、あらゆる先入観を払拭してくれる毎日昼、夜の数々の感銘しっぱなしの名講義*****等等
その時、到底語り尽くせない数々のシーンが次から次へと湧いて来たのでした。
特に私は丸10日間、水のみ許される完全断食を自らの意思で志願し沖先生の許可を頂いて100名近い普通食の道場滞在者と共に全く同じ行法に参加していました。
激しい訓練の中で体重は12kg減少しました。
体温が下がって脂肪が少なくなった為か、ストーブに当たってもガタガタ震えは止まりませんでした。
(**********このような断食は一般常識では気違い沙汰と言われても仕方ないかもしれませんが毎日の細かい診断、対応があり実に沖先生は現代医学も尊重し、安心して修行できるところでした。*********)
時には道場内で訓練の一つとして相撲勝ち抜き戦がありました。
ある日私は痩せた断食の身ながら10人近くを連続して1人1人、外掛け、内掛け、引き落とし、さば折り、うっちゃりなど駆使しながら火事場の馬鹿力で相手を次から次へと投げ飛ばしていきました。そのときは沖先生はダンジキ !!️ ガンパレ !!️ と激を飛ばしてくれました。
断食しながらこの力は一体どこから来るのか自分でもよくわかりませんでした。いわゆる身体的な体力からくるのではなく目には見えない気力からくる
のは間違いないと思いました。
******今まさに帰宅に際して初めて沖先生と対面で面談となる。
私はふと思いました。
どのような話が待っているのだろうか?
沖先生は断食しながら良く頑張ったなあと少しは誉めてもらえるのだろうか?
あるいはまだまだだ❗ 頑張ったからと言って慢心する馬鹿がこの世におるのか !!️
と厳しい一喝が胸元に飛んでくるのだろうか?
頭はそのような考えでいっぱいになりました。
誉められるのか、厳しい一喝か。
どちらだろう。
胸は高まりましたが、今この瞬間、道場生活の総仕上げの場でもあろう。
私は腹に重心を安定すべく呼吸を深く長く整え研修生の合図を改めて待つことにしました。
と ちょうどその時、研修生から合図が来ました。
いよいよ沖先生への挨拶の時が来たのです。
一呼吸おいて私は一礼の姿勢で ***失礼いたします❗ 橋本光です。帰省前のご挨拶に参りました❗ **** と声を掛けさせて頂きました。
入いれ !!️ と沖先生の気合いに満ちた声が聞こえてきました。
私は恐る恐る襖に手をかけ中に入りました。
中に入ると一礼してよろしくお願いいたしますと深々と挨拶をしました。
・・・後半につづきます。
今回の回顧録、長文最後までお読み頂きまして誠にありがとうございました。
橋本光
その間、縁あって多数の優れたヨギに出会い多くのことを教えて頂きました。
今回は学生時代初めて沖ヨガ道場に23歳の誕生日の日に1ヶ月近く滞在し多くのことを学んだその時の体験を回想しつつ以下綴ってまいります。
沖先生の数々の教えの中に次のような教えがあり、それらの教えを毎日の心身の総合的訓練の場である道場生活の中であらゆる機会に学んで行く訳です。
例えば***********
出来て良し、出来なくて良し
成功して良し、失敗して良し
とらわれるな、こだわるな、引っ掛かるな
雲が流れるように川が流れるように
流れる心で何事もやって見るんだ!!
と沖先生は諭されるのでした。
禅の心境を日常生活で実行出来るように
分かり安くリニューアルして下さったのが
沖先生であったと思います。*********************
以下お話しますことは厳しい
道場生活を終え、道場を去る直前に沖先生にご挨拶する、その際に経験したことです。
私は荷物をまとめて道場の研修生に沖先生の部屋の前まで引率してもらいました。
その時の挨拶の仕方は研修生に教えてもらいました。
まずは先生の部屋の前で正座になります。そして心静かに研修生の挨拶オーケーの合図を10~15分は待ちます。
合図があればその場でふすま越しに一礼して (ご挨拶に参りました !!) と先生にハッキリと声をかけます。
入いれ !! と先生の言葉があれば静かに襖に手をかけることになります。
正座で研修生の合図を待つ間、厳しい道場生活の様々なシーンが
走馬灯の様に次から次へと頭を過ぎるのでした。
朝、山の中のランニングの後、雪がパラつく中、滝に打たれたり、川に浸かったこと*******
富士山から吹き下ろす寒風の中、上半身裸で呼吸体操、浄化体操、強化法なる沖先生の直接
指導による訓練、あらゆる先入観を払拭してくれる毎日昼、夜の数々の感銘しっぱなしの名講義*****等等
その時、到底語り尽くせない数々のシーンが次から次へと湧いて来たのでした。
特に私は丸10日間、水のみ許される完全断食を自らの意思で志願し沖先生の許可を頂いて100名近い普通食の道場滞在者と共に全く同じ行法に参加していました。
激しい訓練の中で体重は12kg減少しました。
体温が下がって脂肪が少なくなった為か、ストーブに当たってもガタガタ震えは止まりませんでした。
(**********このような断食は一般常識では気違い沙汰と言われても仕方ないかもしれませんが毎日の細かい診断、対応があり実に沖先生は現代医学も尊重し、安心して修行できるところでした。*********)
時には道場内で訓練の一つとして相撲勝ち抜き戦がありました。
ある日私は痩せた断食の身ながら10人近くを連続して1人1人、外掛け、内掛け、引き落とし、さば折り、うっちゃりなど駆使しながら火事場の馬鹿力で相手を次から次へと投げ飛ばしていきました。そのときは沖先生はダンジキ !!️ ガンパレ !!️ と激を飛ばしてくれました。
断食しながらこの力は一体どこから来るのか自分でもよくわかりませんでした。いわゆる身体的な体力からくるのではなく目には見えない気力からくる
のは間違いないと思いました。
******今まさに帰宅に際して初めて沖先生と対面で面談となる。
私はふと思いました。
どのような話が待っているのだろうか?
沖先生は断食しながら良く頑張ったなあと少しは誉めてもらえるのだろうか?
あるいはまだまだだ❗ 頑張ったからと言って慢心する馬鹿がこの世におるのか !!️
と厳しい一喝が胸元に飛んでくるのだろうか?
頭はそのような考えでいっぱいになりました。
誉められるのか、厳しい一喝か。
どちらだろう。
胸は高まりましたが、今この瞬間、道場生活の総仕上げの場でもあろう。
私は腹に重心を安定すべく呼吸を深く長く整え研修生の合図を改めて待つことにしました。
と ちょうどその時、研修生から合図が来ました。
いよいよ沖先生への挨拶の時が来たのです。
一呼吸おいて私は一礼の姿勢で ***失礼いたします❗ 橋本光です。帰省前のご挨拶に参りました❗ **** と声を掛けさせて頂きました。
入いれ !!️ と沖先生の気合いに満ちた声が聞こえてきました。
私は恐る恐る襖に手をかけ中に入りました。
中に入ると一礼してよろしくお願いいたしますと深々と挨拶をしました。
・・・後半につづきます。
今回の回顧録、長文最後までお読み頂きまして誠にありがとうございました。
橋本光