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代表橋本光よりヨーガ便り【11月号後半】

2022-11-07 15:28:09
 読者の皆様へ

こんにちは。前回に引き続き、続きの後半を送ります。
少し長いですが最後までお読みいただければ嬉しく思います。

写真、舞台の集合写真の中央に袴姿の沖先生、サッチダナンダ師、
向かって左端のスーツ姿がその時、司会のアシスタントの私です。



下の写真はかの現代最大級のハタヨギ、BKSアイエンガー師です。

もし、お友達でヨーガ便り購読したい方いればinfo@yoga.co.jpまでご一報ください。
無料でいつでも止められますから気楽に参加出来ます。

橋本光

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(後半)

私は大変驚きました。何と3日前に亡くなられていたとは!!️

3日前と言えばクンダリニー教室で私達はサッ*チダ*ナンダのマントラを唱え、
グルチャラン師にスワミサッチダナン師の話を聞いたところでした。

それも亡くなれたその日にサッ*チダ*ナンダのマントラを唱えていたとは!!️

私たちは午後3時の追悼瞑想会に参加したのでした。

私は追悼瞑想会では1980年当時の禅ヨガ世界大会を思い出し、またサッチダナンダ師の日本語訳名著、ヨーガスートラの解説書の印象的な箇所を思い出したりしご冥福を祈りました。

このように直接お会いするのではなく
追悼瞑想会でお会いする再会するとは全く予想しないことでした。

世界的に著名なヨガの大家であるスワミにはお忙しいか他国におられお会いできない確率の方が高いと半ばあきらめていたくらいでしたが、こういう形でとにかく再会できたのだと私は思いました。

この不思議なドラマは誰の導きなのか、何による導きなのかと何回も考えましたが結論は出ませんでした。

1時間程度の追悼瞑想会が終わり私は受付(レセプション)の女性にお礼を言いつつ1980年にスワミサッチダナン師が沖正弘先生の招待で禅ヨガ世界大会の為に来日されたこと、その際、奇しくも私がサッチダナンダ師を沖正弘先生が紹介されるシーンで司会をしていた思い出をその女性に話たのでした。

その女性はスワミサッチダナン師が来日されたことは聞いてましたよ。
ああそう言えばサッチダナン師が世界中回られた時の写真集があります。

そこに日本に行かれた時の写真も載っているかも知れませんね。
ひょっとしたらあなたも写っているかも知れませんねと笑いながら冗談よろしく私を喜ばしてくれました。

ちょっと待っていてくださいね、と言って彼女は2Fに上がりその写真集を持って来てくれました。

私に日本の写真が載っているページを探してくれました。

あった!!️と彼女は声をあげてそのページを見せてくれたのです。

そこにはスワミサッチダナン師が禅ヨガ世界大会の席で主催者である沖正弘先生、関係者とステージに立っている写真そして同じ禅ヨガ世界大会でスワミサッチダナン師がBKSアイエンガー師と共に写っている写真2枚が掲載されていたのです。

ああ本当だ。あの時の写真が載っているす!!️

さらに驚くことに中央にサッチダナンダ師、沖先生が写っている写真の左端に司会をしていた私が写っているではありませんか!!️

(その写真を載せておきます)

私は身震いするほど驚きました。

突然立ち寄ったこのニューヨーク、マンハッタンのセンターで奇しくも追悼瞑想会に参加してスワミサッチダナン師に再会した後さらにヨガセンターで見せて頂いた写真集の一枚の写真にまさか私が写っているとは!!️

なんというドラマなのだろうか❗

ボストンでサッチダナンダのマントラを唱え、ニューヨークにおられたスワミサッチダナン師を思い出してセンターに立ち寄ったこと。

もしあの時グルチャラン師がサッチダナンダのマントラを唱えニューヨークのサッチダナンダ師の話をしてくれなければ私はマンハッタンのセンターを探すことはなかったと思います。

そうであればスワミサッチダナンダ師の追悼瞑想会にも参加出来ず、この写真集の日本のページにお目にかかることも無く、ましてや自分の姿が写っている写真が掲載された写真集がセンターにあったこと、その本の存在すら知らなかったはずです。

たった3日の間に20年の月日を越えて一つのドラマが見せられたのです。

私にはこのドラマが何を意味するのかまだ良く分かりませんが一つの完結したドラマのように感じます。

このドラマの監督は誰なのでしょうか。
サッチダナンダのマントラの力によってなのでしょうか。
グルチャラン師の意識によるのでしょうか。サッチダナンダ師の意識はたまた沖先生のはたらきなのでしょうか。いろいろ渦巻く思いはすべて帯に短したすきに長し。どうもしっくりいきません。

この写真集を一冊分けて頂きニューヨークを発った私ら一行、帰途の飛行機の中でS氏と京子の3人でこの不思議なしかし魂が温まるような短いドラマについて話はつきませんでした。

(人生、人知では説明できない出来事が時折起こります)

長い人生において出来事の意味合いなど何もかも知る必要、解明する必要は
無いのかもしれません。

ただその出来事から何か自分なりに受け止めれるだけで良いのかも知れません。

そしてきっと宇宙の大いなる存在は私達の受け取り形については各自の自由に委ねておられるように思います。

そしてあれから20年経つ今、あの一つの完結した出来事でサッチダナンダ師が次のように3つのことを諭されたように感じるのです。

1つはサットチットアーナンダ最高位、知、法悦のマントラの意味をよく理解しいつも最高位の大いなる存在に私達は最高の知恵と最大の歓喜、法悦を与えられていることを瞑想しながら声に出したり黙ったままでも良いから繰り返し唱えなさいと。

そして2つ目はヨーガスートラを座右の書にしなさい。生きる上での真の字引にしなさいと。

そして3つ目は物事が運ばれて行く過程を洞察しなさい。その中に大いなる存在の意向、愛をしっかりと感じ受けとることが大切なんだと。***********

そして今、私はあの時、サッチダナンダ師に3度再会したように感じているのです。

一度はグルチャラン師のクラスのマントラ行の中で次に追悼瞑想会にて。
3度目は禅ヨガ世界大会の写真の中で。

最後にスワミサッチダナンダ師の名著
(インテグラルヨーガ、パタンジャリのヨーガスートラ)から最も印象的であった箇所を挙げて今回の回想録を終えたいと思います。



*******私の師、スワミ-シヴァナンダジが常に言われたように、ただ善くあれ、善くせよ。それは非常に単純である。***善くあれ、そして善くせよ。そのとき、叡知は余すところ無くあなたのものとなるだろう。日々、進歩を点検しよう。常に成長するように、常に怠りなく******。われわれは、日毎に自らを高め、態度を広げ、利己性を減じて、自らの身体と心に対するすぐれた支配者となるべきである。それが真にわれわれを助けるヨーガである。*********

長文最後までお読み頂きまして誠にありがとうございました。

橋本 光

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