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代表橋本光よりヨーガ便り【新春号お祝い版】
***ヨーガ便り1月号新春お祝い版********
読者の皆様へ
明けましておめでとうございます。
まっさらな新しい年を迎えて新たな輝かしい船出をみなさまと共に祝いたいと思います。
今回のヨーガ便り1月号新春お祝い版は
*****逆境力こそ頼れる力!!****
と題してお送りいたします。
さて1年の初めにおいてはこの1年間は何事も順風満帆で幸せな良い年であって欲しいと誰しも思うところです。
初詣で祈願するのもその一つと言えるでしょう。
特に初詣では今年、受験に合格しますように、商売繁盛しますように、病気が治りますように等、ご利益を求めて祈願します。
それはそれで大いに結構かと思います。
しかしながら現実には思わね予期せぬ好ましくないことが身に降りかかって来たり起こったりすることがあります。それを一般では悪い意味で災難とか不運と呼んだりします。
しかしヨガの考えでは災難、不運と呼ばずに試練と呼びます。
その違いはなんでしょうか。
実はそこには天と地ほどの大きな違いがあるのです。
つまり災難、不運とは避けるべき忌み嫌うべき悪しきこととして受け入れないようにとらえている言葉なのです。
一方、試練とは苦しいがそれを乗り越えると自己を逞しくしてくれるモノとして受け入れるようにとらえている言葉なのです。
ヨガの世界観には本来、忌み嫌う事柄は存在しないのです。何事も自分の思いで善悪や優劣を決めることはなく万事一切は自分を成長させてくれる教え主、鍛え主と見る世界観があるのです。
一般では避けたい如何なる事柄に出くわしてもヨガの実践者なら決して否定的には捉えず忌み嫌うものですら自分を強く成長させてくれる教え主、鍛え主として受け入れるのです。
なぜならそのような出来事は自らの成長のために天に後押ししてもらいながら自らが知らずのうちに試練として引き起こしているということをどこかで知っているからなのです。
よってヨガの立場からは次のように祈願しても良いのかもしれません。
********今年はどのような思わぬ災難や不運と言われるものが舞い込んできましてもそれを試練として理解し、それに打ち勝つ逆境力とそれに感謝出来る正しい感謝力をお与えください。*********と。
あらゆるモノを受け入れ自らを成長に導く最強の祈願かもしれません。
今回はそのような訳で人生で大事と思われる試練の意味とそれに打ち勝つ逆境力についてヨガの考え方をお話いたしました。
またこの考え方は必ずしもヨガの専売特許というわけでもないことを最後に付け加えておきます。
科学の最先端を行く量子物理学の分野で今大変注目されています田坂広志氏という方がおられます。
氏は科学と未知の精神世界に架け橋を渡すような世界観をお持ちの方です。
その田坂氏が人生で最も大切なことは逆境力を持つことと説いておられます。
氏の考え方はヨガの考え方に大変共通するところが多々あります。
これからはたとえ試練が降りかかることが起こりましても
1)まず真っ先に自分には乗り越える力があり成長の糧にする力があるからこうして起こるんだ。としっかりと自分に繰り返し言い聞かせて逃げずに真正面に取り組むことです。
2) そしてその結果自分の心や生活にどのような変化が起こったかをよく観察してみることです。必ず変化は進化として起こります。
決してその試練に負けずにそれを成長の糧にするように是非心がけてもらえばと思います。
そうしてこの1年を素晴らしい成長の1年にしていただければと心より願っております。
共に良き1年を迎えましょう!!️
橋本光