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代表橋本光よりヨーガ便り【3月号前半】

2023-02-22 14:32:43
読者の皆様へ

寒い中にも梅の花や明るい空の陽射しが春の訪れを知らせてくれる今日この頃ですがお変わり無くお元気にお過ごしでしょうか。

いつもヨーガ便りをご覧頂きましてありがとうございます。

今回3月号は昨年秋に第1弾で止まっていました沖正弘先生シリーズの第2弾、大阪篇をお送りいたします。

この大阪篇は私が2627歳のころの頭を打ちながら取り組んでいたころの体験談です。

初めての方も十分楽しんで頂ける内容かと思います。

宜しかったら是非ご覧ください。

橋本光

*****沖正弘先生思い出シリーズ*****+

第2弾~大阪の篇******1977.9~1978.6~

******( 土佐堀道場スタートいよいよ活動スタート !!! )******

大阪に着いてまだ一週間。右も左も分からない私らは何回かの打ち合わせを終え何とか見切り発車ではありますが一般クラスをスタートしました。

1日も早く少しでも売り上げを立てなければならないからです。

近くへのチラシ配布など努力はしたつもりでしたが人はなかなか集まりませんでした。

待てど暮らせど誰もこないクローズになるクラスも多数ありました。

次に念願の通勤通学合宿コースも道場スタート後2ヶ月後辺りで始めたかったのですがなかなか集客できず第1回目のスタートを延期しなければなりませんでした。

すべてが空回りのような大変苦しい状態が続きました。

なかなか見通しの立たない行き詰まりの中で土佐堀道場開設記念の沖正弘先生講話会を開催しました。

講話会の後、私達はなかなか集客出来なくて困っている現状を沖先生に話しました。

沖先生はじっと黙って聞いておられました。

まず先生は私ら6人全員にその場で何が問題かを聞かれました。

打ち合わせしないまま臨んだため6人全員皆問題点が大きく異なる内容でした。

私と磯部さんとは厳しく叱られました。

お前たちこれで十分話しあったと思っているのか。もう一度2時間皆でしっかり話合って整理したうえで相談に来るんだ。

確かに私たちは十分話し合ったとはいえませんでした。

先生のおかげで私らはいくつか問題点を整理することが出来たのです。

その上でまた相談しました。

先生は私らの相談事の一つ一つに対して具体的な提案をくださいました。

例えば*********

******関西だけで過去、約5000人の方が三島を訪れておられる。その中から最近来られた1000人に的を絞ってアンケート形式にしてダイレクトメールを送りなさい。

*****名簿は三島本部にすぐ電話して手にいれればよい。

*****そのうち脈のありそうな会員を選んで俺が土佐堀道場に来るときに講話会の案内を電話で知らせなさい。

******良いか、こういうことはしっかり心を込めてやるんだ。良いな❗️

******ところで橋本、磯部.!!

半年以内に何人集めれば運営は成り立つんだ❗️目標の数字は何人だ❗️

と聞いてこられました。

******これから6ヶ月以内に収支面では150名集めなければ成り立ちません❗️

******分かった。

*****これから毎月の会員獲得の目標人数と毎月の会員数を三島に知らせるんだ❗️良いな❗️

さらに沖先生は集客のコツを具体的に話してくださいました。

沖先生は努力して求める人間には有り余る智恵を下さいました。

黙っていては人は来てくれないという当たり前のことを私達はすっかり忘れて本部に甘えていたのです。

先生の叱咤激励は頭から水をかけられたように私らはある意味目を覚ましたのでした。

それからは目の色を変えて必死に集客の為に本腰をいれました。

沖先生の個人指導を受けられた2~3名の方もアフターフォローとして一般コースに入会されました。

このようにして沖先生に叱咤激励頂きながら20代半ばの私達は手探りの中、少しずつ道場としての形を作っていくことができたのでした。



その1つ通勤通学合宿コースという沖ヨガならではの特徴あるコースがここ大阪土佐堀道場にても開催されることになったのです。

この合宿コースは生活ヨガの効果を充分習得できるように作られたコースで後の土佐堀道場の目玉のコースとなったのです。

沖ヨガの一大特徴として朝、昼、夜の時間帯の違いに応じて行法も変えながら自然法則、人間の生命リズムに沿って生活全体で総合的に健康を造って行くということにねらいがありました。

そのような沖ヨガ行法が満載の通勤通学合宿コースを実際私達がどのように担当していたかここで簡単に紹介させて頂きます。

*****(通勤通学合宿コースのある1日の流れ)***

このコースは男女別々の宿泊フロアで1週間宿泊しながらヨガを行じ道場から通勤通学して頂くという合宿型コースです。

では1日を見て見ましょう。

朝早く5時半に起きる。

洗面、トイレ後、全員体調日誌を記入、提出。

全員健康状態チェック後、3F道場に6時に集合。

朝の挨拶あと、目覚めの誓い、清掃行法の誓いを一同全員で腹から声を出して唱える。

その後、各階を手分けして心身浄化のために清掃を始める。

だらだらしない。テキパキ手足を動かすことで新たな気持ちになり、朝の脳神経の目覚めを促進して1日の動きにエンジンをかかりやすくする。

何事も無意識には行わない。

一挙手一投足、可能な限り意識して行う。

なにごとも良く考えて全て意識的に行う。これが沖先生の大事な教えの一つなのだ。

この教えを実行する為に沖ヨガには誓いの言葉を集めた行事集があります。

その中から土佐堀道場で良く唱えた誓いの言葉を以下記載しておきます。宜しかったら是非一度声を出して唱えて見てください。力が湧いて来るのを体験いただけると思います。

*****************

1) 目覚めの誓い

ただいま私は、目覚めさせて頂きました。目覚めたということは、生きるに十分な体力の与えられていることであります。私は今日一日、あらゆることに全力を出しきって生きることを誓います。

2) 清掃行法の誓い

ただ今から私は、清掃行法を行わさせて頂きます。この清掃を通じて、心と生活の清めを誓います。清い心とは求めない心です。他に自分を捧げる心であります。一切のものに感謝する心であります。

3) 浄化行法の誓い

ただいまから私は、心身浄化の行法を行わさせて頂きます。不要な残留物を出しきるために精一杯の力をこめて行うことを誓います。

4) 眠りの誓い

今日一日生かさせていただいたご恩、学ばさせて頂いたご恩に対して感謝させていただきます。また、ただいま私は、今日一日の反省をし、明日への新しい誓いを立てております。
ただいまから、休まさせていただきます。ありがとうございました。
すべてのご恩に対して感謝させていただきます。自分の努力のたらざりしことをおわびさせていただきます。

**************

清掃が終われば般若心経を三巻あげる。沖ヨガの読経の際の発声は独特だ。

腹の底から出来るだけ長い吐息で読経を行う。立派な呼吸法にもなる。

読経が終わったら全員で近くの公園までジョギングで向かう。

そこで浄化体操の誓いを全員で唱える。

そして腸にも刺激を加える回旋、左右側伸側屈を主とした動きで体内の身体毒を吐息で出しきる浄化体操をしっかり行う。

ジョギングで道場に戻ったら少し休んでヨーガアーサナのレッスンを20~30分受ける。

これで朝の行は8時には大体終わる。

みなさんその後、各自、自然食の手作り弁当を受け取り三々五々、会社や学校に向かう。

指導スタッフの私達は小休止した後、2班に別れる。

1班は朝の一般クラスの準備と指導担当に専念。

もう1班は朝提出された参加者、人数分の前夜記入された日常感想文を回覧して参加者の心身の状態、希望を細かく確認。共有する。

また朝の行の後、提出される体調日誌を細かくチェックし身体に無理がないか確認する。

午後になると、2つの班は午前の業務を入れ換えて行う。

午後から夕方にかけては多岐に渡り手分けして業務を行う。

夜は会社、学校から戻った方達は夕食を済ませ夜の一般コースに合流。一般コースが終われば、その後、合宿参加者のみ沖先生のテープ講義を聞くか、歌の行法、瞑想、感想会等日に毎夜入れ換えて、変化を味わう。

スタッフ兼インストラクターの私達はこの合宿の1週間はまさに猫の手も借りたいくらい忙しい。

夜10時に行法を終えたら道場の風呂で疲れを取り、1日の感想文を提出して就寝となる。

就寝は11時。

*********

前半を終わります。



数日後に後半を配信します。お楽しみに!!


橋本光









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