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代表橋本光よりヨーガ便り【3月号後半】
日毎、陽射しが明るくなって来ています。お変わり無くお元気にお過ごしのこととお察ししています。
ヨーガ便り3月号前半に続く後半をお送りいたします。
お時間ある時にでもご覧いただきましたら嬉しく思います。
橋本 光
********合宿コースの効果******
一週間の合宿に参加し修了した方々に共通した体験はまず体重が適度に減少。
血圧が正常範囲に戻る。体が軽くなった。等この1週間に渡る無理のない生活習慣是正ヨガは各々の方々に大きな効果があり、かなり好評でした。
年に4~5回はこの通勤通学合宿コースを開催することにしました。
この合宿コースは都市のど真ん中においてもかなりの範囲で生活習慣を是正出来る場になるということで生活習慣病の克服、軽減には大変な効果の期待が出来ると思いました。
沖ヨガの最大の特徴である体の癖、心の癖、行動、習慣の癖を日々の生活の中である程度是正、解消していくことが出来るのです。
生活習慣を変えて生活意識革命を目指していた沖ヨガ通勤通学合宿コースの
基本原理は下記の通りです。
1) 陰陽の刺激をバランス良く与える。
(緊張↔️弛緩)、(温↔️冷)、(動↔️静)の相反する陰陽の刺激を交互に与える。
この原理はブッダの教えに照らすと中道に該当する。
2)入れるエネルギーより出すエネルギーを重視。
心身のエネルギーを他の為に出しきる生き方を学ぶ。少食多動、他の為に心を使うことを目指す。
3)心身に新たな変化を与えるため いつもと逆の刺激を与える。
動きの少ない人はより動き、動きの多すぎる人は静にする時間を増やす。
*****(来阪される沖先生)*****
沖先生は月1回大阪支部に来ていただきました。
先生は1泊か2泊されました。
先生は来られたらすぐに私ら担当指導員である研修生を呼ばれます。
まず、状況を詳しく聞かれ運営上、問題がないか経営者の西堂さん、そして現場担当の私らの立場、更に関西の有力な高弟の先生方との兼ね合いなどの視点からも鋭く質問、および指導されます。
そしてその日の午後には合宿参加者も含め一般公開で講義をされます。
この時は関西の重鎮と思われる高弟の先生方も熱心に講義を聞かれます。
講義の後には必ず質疑応答がありどのような質問にも電光石火のごとく回答されます。
切れ味の良い充実した講義の後は合宿参加者も含め大変楽しい直会(なおらい)食事会と続きます。
翌日は半日ほどかけて予約された方々の個人指導をされます。ガン患者はじめ難病と言われる方々を1人1人体の歪みを取り除く個人修正体操を指導されます。
個人修正体操の指導の時沖先生はすさまじい集中力で相手の痛み苦しみとと一体となるべく冥想状態で治療指導されていました。
或る時は子宮ガンの相手に対して瞑想上体で治療指導されているときは沖先生の腹のちょうど女性の子宮の位置あたりに大変な苦痛が押し寄せてくるんだとおしゃっていました。
毎月の沖先生の来阪のお陰で私ら研修生はヨーガはじめ現代生活で生きてゆくコツ、心のコントロールの仕方等多くのことを学びながら街のど真中で維持することができたのでした。
そして毎日、毎月発生する新たな問題、課題に挑戦しながら私ら6人の若者はヨガ活動を続けていきました。
また若気の至りで研修生同士の間で意見がぶつかることがしばしばありました。沖先生はそのような時研修生同士の心のわだかまりを取り除く名人でもありました。
沖先生の来阪時に時には女性の研修生が業務がハードであるとか、なかなか自分の意見が聞き入られないとかで泣いて訴える者もいました。
その時、沖先生は研修生全員の前で問題はわかったが、お前は何故泣いているいるんだ。悔しいから泣いているのか、相手が憎いから泣いているのか、自分の力不足が情けなくて泣いているのかどうなんだ。と
その研修生が泣く理由を自分でよく観察して見つけるように見事に誘導されていました。
一人が悩んだ場合、生き詰まった場合などの時も研修生全員が自分のこととして共に一緒に悩み考えて体験を共有することを課せられました。
人は人、自分は自分と自己中心でモノを考える者には沖先生は容赦なく厳しく諭されました。その結果、性格が異なり、考え方も異なる私達はいつの間にか兄弟のようにお互い認め合い助け合うようになるまで成長したのでした。
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そうしていつの間にか会員も目標の150名を越え、まずまず順調に時は流れ、いつの間にか6月末になりました。
ある日、三島の沖先生から電話がありました。
先生は次のように言われました。
****来月中旬にヨーロッパで禅ヨガサマーキャンプを開催するんだ。橋本!!お前もついて来い。
****どのくらいの期間でしょうか?
****ほぼ2ヶ月だ。
****土佐堀道場は私が抜けても大丈夫でしょうか。
*****大丈夫だ。1人2人は補充する。
後、奥田老師と家族も一緒だから奥田老師の子供たちの面倒をお前がみるんだな。
*****わかりました。
1本の電話で私は僅か2週間後にヨーロッパに先生一行に同行することになりました。
私は沖ヨガを学ぶために道場に入所しましたので沖先生の指導に全託する積りでした。
その晩仲間を集め、本部の沖先生から電話があったことを話ました。
****実はこの夏にヨーロッパに同行するように電話がかかって来たんだ。
*****来月半ばから2ヶ月留守をすることになるがよろしく頼む。
*****先生は私の代わりに1人2人を土佐堀に送ってくれるらしい。
*****早速、明日三島にその件で打ち合わせに行ってくる。2~3日は留守するがよろしく。
そうして私は三島に行って来ました。
2週間後には沖先生一行の一人としてヨーロッパに行っているんだ!!
当時の私はワクワクしていました。
キャンプ開催するヨーロッパの国はドイツ、スイス、ベルギー、オランダ、
イギリスでした。同行者は研修生の山本光司さん、後藤南海男さん、フランス在住の玉木瑞江さん、ニューヨーク在住の飯野さん、奥田老師ご夫妻と子供の6歳のミツルちゃん、3歳の道仁君に沖先生そして私でした。
私は僅か2年前にベルギー、オランダ、ドイツ、デンマーク、ノルウェー、スウェーデンとヒッチハイクで旅をした懐かしいヨーロッパを思いながら準備を始めました。*********
ということで次月4月号では沖先生、奥田老師というパワーある先生方による充実したヨーロッパでのサマーキャンプの思い出を配信いたします。
お楽しみにしていてください。
橋本光