日本フィットネスヨーガ協会 代表 橋本 光
<花は紅、柳は緑>という言葉があります。
これはいったい何を表す言葉なのでしょうか。心に何かひっかかることがある時には、花の美しさは目で見ていても意識に浮上いたしません。
心が純粋に子供のような無邪気さがなければ花の本来の美しさは意識に浮上しないのです。夕焼けの美しさや、りんごの本当のおいしさも味わえないのです。心が何かに大変とらわれている時は、砂をかむような味気なさを感じるときもあるのです。
五感がありのままに機能している時は心が本来の最も自由な状態にあるときで、宇宙・大自然と最も自然に交流している状態と言えるのです。こういう状態が心が<ゼロ>になっているときと言えるのです。
つまり、心をゼロにするとは心の無駄ないらないものを捨て去ることから始めたらよいのですが、捨て去ろうと言っていったい何を捨て去ればよいのか分からない時などは、まず五感を研ぎ澄まして自然の美しさを フルに五感を使って味わっていくのです。
そこから<ゼロの旅>は始まるのです。
それでは次回から皆様とともに壮大なる<ゼロの旅>を楽しんでいきましょう。